工業企業の3社中2社でAR(拡張現実)技術の導入が加速|横浜市|コンサルティング

 AR(拡張現実)技術 2019年最新レポート

サマリー

  • 米PTC社による最新のAR技術導入動向レポート

  • 工業企業の3社中2社でAR技術導入が加速

  • AR技術が製造プロセスに組み込まれ始めている

  • 英BEA SYSTEMS社はAR技術により、組み立て時間を半分に短縮

  • 今後1年以内に製造現場にAR技術を導入すると回答した企業が約7割に達する

 

米マサチューセッツ州に本社を置き、世界30ヶ国に6,000人の従業員を抱えるソフトウェア企業PTC社※1の最新の調査レポート※2によれば、工業企業の3社中2社(68%)で、AR(拡張現実)技術の導入が加速している事が分かりました。

PTCが2016年から実施している調査の最新レポートによれば、AR技術の導入が2018年に転換期を迎えたと伝えています。初期のAR技術は、ポルシェやその他主要ブランドのデジタルショールームに代表されるような、革新的な顧客体験によるブランド価値向上に採用され、成約率の向上などの成果をあげました。AR技術が進歩した今、工業企業は更に取り組みを進め、労働力を最適化する為のソリューションとして、自社の重要なプロセスの中にAR技術を組み込み始めています。

AR技術の導入企業の多くは、AR技術を使い、労働者へステップバイステップで手順を示す事から始めています。従来の書類を見ながらの訓練や、熟練者によるマンツーマン指導では、前者は習熟度の向上に時間がかかり、後者はコストが高い点が課題でした。AR技術を使う事で、労働者は実際の作業環境にいながら必要な作業プロセスを学ぶ事ができ、訓練コストを下げ、生産性を高める事が可能です。イギリス国営の防衛企業BAE SYSTEMS社では、AR技術の導入により、組み立て手順の精度とスピードが向上し、組み立て時間を半分に短縮したと伝えています。

多くの企業がAR技術の導入に取り組んでいます。調査レポートによれば、AR技術が1年以内に実際の製造現場に導入されると回答した企業の割合は68%に達しました。人手不足に悩む日本企業でも、AR技術の導入が加速することは疑いないと考えます。合同会社AllNewではAR技術をはじめ最新テクノロジーのご紹介や導入支援を行っております。お気軽にお問い合わせ下さい。

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※1. https://www.ptc.com/en/about
※2. https://www.ptc.com/en/product-lifecycle-report/state-of-industrial-augmented-reality-2019-capabilities

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